大相撲秋場所十日目

初めて両国国技館で相撲を見る。十両の取り組みから見たのだが、しかし2Fのイス席のがら空きぶりはともかく1Fの桟敷席の閑散にはあらららという感じ。こんなに人が入っていないなんて。実際に見ててもスターがいないからなあ。稀勢の里ががんばって今日9勝目。前頭の下のほうで優勝争いに加わってるから盛り上がるけど、前頭の下のほうで個性的な力士って舞の海とか最後のほうの水戸泉とか霧島とかいなくなっちゃったから、いま寂しい。
そんななか高見盛はえらい。今日は琴奨菊との一番だったが、土俵際見事な逆転で「すくい投げ」。がむしゃらに勝とうとしてるから面白い取り組みになる。高見盛を見直した。さとう珠緒に振られたときはかわいそうだったが、なかなかの力士ですなあ。(懸賞が永谷園ばっかりでこれまた場内をあっためてた)
物言いが幕内後、2回ほどあったが、これもたのしい。相撲ならではの儀式的な感じが。どうでもいいが審判部長の押尾川親方(大麒麟)はモロ師岡に似てる。
木村光之介の裁きで全勝琴欧州の取り組みも見た。琴欧州順当だなあ。ブルガリア力士の優勝もあるかも。しかしいまやバルトという力士もいるくらいである(十両、しかも優勝争いにからんでる)。欧化してる大相撲である。