2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ご乱心

朝起きてテレビをつけると「情報ツウ」峰竜太が深刻そう。どうしたのかと思えば「中村七之助 警官殴って逮捕」の報。女形豹変。おどろいた。勘九郎も勘三郎にならんとしてるときにこれだ。そういえば峰の義弟こぶ平の正蔵襲名も近い。これまた一門トップのこ…

めっけもん

在阪の友人にすすめられて「モダニズム心斎橋」展に。好企画。これはおもしろかった。当時のデパートの「百貨繚乱」な感じがおもしろい。お店というより芸術家(作品)のサロンのよう。エレベーターの扉が螺鈿作りの絵だったり。それから宮武外骨と一緒に「…

なにわにて

故あって大阪。大阪の友人に夕方会い、久闊を叙す。石原さとみは眉毛を細くしては負けである、とか、相武沙季の立ち位置の困難について二人して姜尚中よろしく冷静かつ熱を込めて語る。夜にはもう一人の友人とお好み焼き。もう一軒とか言って気がついたら「…

サダチュー

NHKの会長→顧問におなりあおばした海老沢勝二が顧問辞退だと。 それにしても海老の25日の朝、自宅マンション前でのきめゼリフ「赤城の山も今宵限り」は仕込んで言ったんだろうなあ。国定忠治気分かよ。このひとはきっと生来の目立ちたがり屋なんだろう…

私(わたくし)ドキュメタリーはお腹いっぱいである

「スーパーサイズ・ミー」を渋谷のシネマライズで見る。余は如何にマックを食べ過ぎ、体に支障をきたしし乎、という映画。面白くなかった。別に意外な結末でもないし、それに「俺が俺が」臭がしてげんなり。客席もシーンとしてて寝てしまった。

デュシャンの作品を見て笑ってたおばさんたちの態度がいちばん正しいのかもしれない

湘南新宿ラインのグリーン席にのって少しの旅気分で横浜美術館へ。「マルセル・デュシャンと20世紀美術」展。やっぱり、色がきれいだとか、形が面白いとか、そういう類のものじゃないので、途中から「フーン」という感じになってしまうのは否めない。マン…

酒始め

「レコード芸術」2月号の「特捜プロジェクト」というコラムが面白かった。副題が「アニヴァーサリー作曲家2005」とあるので、没後100年とか、生誕150年とかそういう作曲家の伝記をやるのだろう。今月はM.ブリッツスタイン。知らない。知らない…

すばらしき石田ゆり子

きのう旭山動物園の番組をやっていて(レポーターが上原美佐だった)、いやあ旭川は寒そうだなあと思っていたら、今日はわが故郷で「流氷初日」を観測したらしい。もうほんとに寒い季節。 だからというわけでもなく、朝、新宿で行定勲「北の零年」を見る。い…

時代は義経というより義明

土曜日、はじめて新宿のロフトプラスワンに行く。「ヨシナガ」さんの「僕の見た秩序。」トークショウ。「ヨシナガ」さんがたびたび発する「概念」とか「狂気が入ってる」とかいう言葉に興奮。限定ピンバッジをめぐるじゃんけん大会ではDJさんとともになぜ…

旅サラダの具

朝起きて「旅サラダ」見れば、南野陽子が神社みたいなところで踊ってた。それよりびっくりしたのはスタジオの神田正輝が白髪がちな髪の毛にマイナーチェンジしていたところ。何の役作りなのか。この番組は知らなくてもいい芸能人のちょっとした変化を知る手…

さすがはNHK

朝日新聞とNHKの「言った言わない」の泥沼大喧嘩はさておき、「にんげんドキュメント」をちらっとみたら、画面じゅうがぼかしだらけ。何事ぞと思えば、CM制作の舞台裏を追う番組だったゆえ、映ってしまう商品名はすべて隠したんだと番組制作の舞台裏に…

スーパーカーの解散

イープラスのチケット案内のメールを読んだら解散とあってたまげる。思い入れのあるファンにとっての衝撃はいかばかりのものだろう。 青森県弘前市出身というところが、なんだかいいんだなあ。

かぶいてみる

歌舞伎座のすぐ近くにある「東劇」で、映像化した「野田版 鼠小僧」を見る。 歌舞伎というか、歌舞伎の装いをした現代劇。動きが楽しい。動きまくって勘九郎なんか始まって5分もしないうちに汗だくになっている。けっこう声をあげて笑っちゃった。それぞれ…

深刻への処方箋

角田光代『対岸の彼女』読む。 まあ、主軸を成す三人の女性がそれぞれ「対岸の彼女」だという話で。 しかし、書かれていたようなこうるさい姑、妻の仕事を見下す旦那っていうのは本当にいるものなのかね。「彼女」のひとりである「葵」の高校時代のエピソー…

毎年センター試験の国語は誰の文章が出題されるか楽しみでねえ

センター試験の国語I・Ⅱ、評論は吉田喜重「小津安二郎の反映画」、小説は遠藤周作「肉親再会」。教科書に載っている文章をそのまま出題しちゃったのは国語Ⅰのほうで、大岡信の「抽象絵画への招待」という評論だったそうな。凡ミスだよ。

歌は愉しい

風通ふあしたの小径(こみち)歩みゆく癒えざるも君清(すが)しくまして というのが美智子皇后陛下御歌。 そういえば1月14日は歌会始だったのだ。見逃しにけり。 当代随一の歌人とも知られる美智子皇后。「癒えざる」「君」って雅子妃では。雅子妃への応…

A2>A

森達也「A」を見て、「半落ち」をみて、「A2」をみる。 「A2」のほうがオウムの変質が見えて面白い。 住民との交流が芽生えているねじれたふれあいや、河野義行氏とのやりとりのオウムの無責任さがとても印象に残る。 「半落ち」は横山秀夫がちらっと出…

フルクサスとは

犬堂一心監督「ジョゼと虎と魚たち」を不真面目に見たあと、 イプセンの「人民の敵」を読む。世の中で一番厄介なのは定見をもたない大衆、ということと、それを誘導するマスコミと。 うらわ美術館で「フルクサス展」。ジョン・ケージの自身による「4分33秒」…

waiting for something

朝、「夏目家の食卓」のビデオ。岸部一徳の高等遊民ぶりに洗濯物を乾かす手も止めて見入る。「ポーツマス講和」の報が夏目家に入ってきてがやがやしているときに「どうなりますかなあ」と一徳扮する迷亭先生。高等遊民になりたい。昼は上野へ。唐招提寺展。…

やっちゃった芸術

すごいものを見た。東京近代美術館「痕跡」展。作品を作るプロセスそのものを作品にしたもの、描く行為からはなれて作品を作ってみましたよ的に穴をあけたり、焼いたり、足で絵の具をのばしてみたり、絵の具を投げつけてみたり、自分の体を絵筆に使ったりと…

三人の関係

今やってる「麒麟淡麗〈生〉」のCMが謎めいている。謎めいているというほどでもないが、不思議。キャスティングが不思議。高田純次と八嶋智人と坂口憲二の組み合わせってすごいぞ。八嶋が砂丘にビールを運んできて、あとの二人が砂の坂を駆け上がり、飲み…

たのしき将棋観戦記事

また読売新聞なわけだが、このまえの渡辺明が新竜王になった竜王戦の観戦記事を柳瀬尚紀が書いていて、すこぶる面白い。記事の後の(柳瀬尚紀)という署名がレア感があって読んで得した気持ちにさえなる。いや、これはまるで新聞小説のようで、棋譜とか駒の…

チェッ

読売新聞で武藤康史による言葉をめぐる連載が始まった。これがよさそう。 初回は市川春代の死を悼みながら「鴛鴦歌合戦」の中に出てくる「チェッ」「チェー」という舌打ちについて。確かに俗な言葉を使い慣れてない感じの「チエーッ」と「エ」も発音してると…

慎ちゃんは「野ブタ。」をどう評するのかね

「太陽の季節」モデル 山本淳正さん71歳、4日心不全のため死去。(毎日新聞) 石原兄弟と親交があり、「太陽族元祖会」というところ(どんな会なんだ?)の会長だったという。障子破りはあくまで慎ちゃんのオリジナルなんだろうか、それとも。それで、白岩玄…

あをによし

日本ペンクラブの「電子文学館」というところでやっと高木卓の「歌と門の盾」が読めることを知る。でも早稲田の図書館に本があることが分かったのでそこで写そうかと思っている。単行本には読んでみたい「遣唐船」も入っているし、芥川賞辞退の理由もあとが…

「綿金世代」の「綿金」をどう読めばいいのか

芥川・直木の候補作発表である。大きく取り上げていたのは毎日夕刊。「"綿金世代〟今年も」という見出しで白岩玄を特に取り上げている。ははあ、白岩君はりさたんと同学年か。それよか、阿部和重の3年ぶり4度目の候補(最初の候補作「アメリカの夜」から10…

じたばたしなさんな

YとKと同じ便で戻る。 新聞の朝刊でスキージャンプの雄にフィンランドのアホネンという選手がいることをしる。そういえばフィンランドの現代作曲家にサーリアホがいる。フィンランドにおけるアホとはどういう意味なのだろうか。中学生の時分、地理の授業でロ…

残雪が気になって

莫言が北海道紀行の執筆取材で当別やら洞爺湖やら網走やらに来ていたらしい。「中国文学演習」の講義を思い出す。この講義で一番おもしろいと思ったのは残雪という女性の作家。残雪の本、あるのかしら。

Aさんの「ロンリーチャップリン」にしびれる

Tに誘われてカラオケにゆく。Tのほか、Aさん、k、N、H君、K君。カラオケ機能で女声に変声できるものがあって、Aさん「ロンリーチャップリン」などもっぱら一人デュエットさせられている。H君はバンプオブチキンを端正に歌っている。あまりに端正なのでお…

カレー作る

挽肉となすびを買って、カレーを作って振る舞う。 好評で気分よし。よかったよかった。 なんだか眠たくて、うつらうつらしがち。夜、紳助が謝っている。