かぶいてみる

歌舞伎座のすぐ近くにある「東劇」で、映像化した「野田版 鼠小僧」を見る。
歌舞伎というか、歌舞伎の装いをした現代劇。動きが楽しい。動きまくって勘九郎なんか始まって5分もしないうちに汗だくになっている。けっこう声をあげて笑っちゃった。それぞれ自分の得意技を発揮していく感じなのが面白くて、三津五郎のいや〜な感じとか、福助の高音から低音まで出す台詞回しとか、芸の競宴を見ているようだった。なかでも中村扇雀のノリのよさにびっくり。七之助とのからみとかノリノリなんである。知らない役者さんだったので、すごい得をした気分になる。これから注目していきたいと思う。それにしても七之助はきれいだったなあ。
勘九郎あたらめ勘三郎の襲名披露5月公演では「野田版 辰とき(漢字でない)の討たれ」をやる。チケット取りたい。