為末大をも考えさせたホリエモン騒動

2月も光陰のように過ぎ行きて、3月もはや1週間が過ぎぬ。
月刊『現代』4月号。ホリエモン騒動に、ハードルの選手、為末大が「緊急発言」してる。
曰く「私たちはこの常に競争にさらされる世の中で、何か一つの方向に、そして願わくは公に尽くす方向に欲を向ける努力をすべきではないか」。
この人の卒論は何という題目だったんだろう。レースクイーンのおねえちゃんと一緒になった柔道の井上康生は「柔道の動きを表現するスポーツ・オノマトペ」(修士論文)。

ホリエモン騒動というのは、誰でもそれなりに発言しやすいところがあるのか、朝日新聞では島田雅彦が文藝時評で取り上げていたし、NHKの「視点・論点」では大澤真幸が「ホリエモン騒動のカラクリ」と題してしゃべっていた(初めて声を聴いた。小さな声で分かりづらい結論になってったので余計分からなかった)。とはいえ、為末大か。いいけどさ。

月刊『現代』はグラビアが侮れないことは前にも書いたが、今月は小林真央だった。あまり関心がないので、いいグラビアはないかとあちこち物色したが、今週の「プレイボーイ」も目立ったところはなく、寂しい限りである。

それにしても久世光彦の死去は残念である。合掌。