東京駅黒塀横町

東京駅地下の薄暗い隠微な雰囲気の韓国料理屋で京都の主賓を迎えて食事。お土産に古井由吉の「中山坂」が所収された文庫をもらう。「中山坂」探そうと思っていたところにジャストなプレゼント。ありがたうさん。

タッキーの舞台で燃えたことも記憶にあたらしい新橋演舞場で五月歌舞伎。吉右衛門の「夏祭浪花鑑」。わっしょいわっしょい言いながらやってくる神輿の声と、躊躇っていた男が舅を斬り殺す明暗が妙にものがなしい舞台だった。舅役の歌六がいや〜な感じでよかった。