岡本喜八逝去(2月19日)。

スポーツ紙を見て「ジャズ大名」の監督だったことを思い出す。あれは怪作。タイトルのごとくストーリー自体がどんどんジャジーになっていって最後はカーニバル的大団円を迎える。ええじゃないかみたいに古谷一行扮する「大名」のいる城中はひたすらジャズの演奏をし、終わるともなくどんな話だったのかも無効にしてゆく。ちょうど去年「スウィングガールズ」が流行ったときにTSUTAYAに行ったら「ジャズ映画」特集で置かれていた。今はジャズ映画、「Rey」ですか。

この日は朝に軽井沢、夕方に大磯と日本は広いようで狭いと感じた一日。浅間山を見て、湘南の海を見て。日本風景論をふと読みたくなる。