深夜便に乗って

お仕事をつつがなく終え、2時ごろ帰宅。NHK−FMをつけると天野祐吉コミックソング特集みたいのをやっている。ゴールデンハーフの「黄色いさくらんぼ」とか植木等の「スーダラ節」とかザ・フォーククルセダースの「帰ってきたヨッパライ」(これについては友人のSがミュージックコンクレート的手法をつかった最初の歌謡と指摘していて、全曲初めて聞いて膝を叩いた)とか♪酒が飲める酒が飲める酒がのめるぞ〜という歌や。これは「ラジオ深夜便」なんだろうね。たぶん初めて聴いた。おもしろいね。
天野祐吉のもっともらしい解説がタマにキズ。思わず「酒が飲める」歌をケータイに録音しちゃった。

海賊から解放された「韋駄天号」の井上船長の息子が記者会見のニュースでうつってたけど、ビジュアルバンドのメンバーみたいだった。写真を探したけどなかったので説明に苦労するのだけど、特にピアスが凄く、サイコロ大のものが耳からぶらさがっており、しゃべるたびに揺れていた。父親が海の男であることを強調してた。

本谷有希子の「被害者の国」(新潮4月号)を先日読んだのだった。
江利子と絶対』もなんだか暗くてむごたらしい話でなんだかやな感じだったけど、今回もやな感じ。排気ガスを正面から浴びてるようないやな感じ。少年Aの今をモチーフにしてるんだけどね、救いようのない話なんだ。読後感の最悪さ(とか言ってほとんど飛ばし読みした)は確実。
心が洗われる小説が読みたいのう。