国語学者たち

タモリのジャポニカロゴス」を何度もビデオで見ているのだけど、どうしても途中で寝てしまう。ビールを立った一杯飲むだけなのに眠ってしまうようだ。若槻千夏が風俗嬢みたいな格好してても眠たいものは眠たいのだ。
新明解をとりあげている。山田忠雄(1996没)の語釈と例文が際立って面白いのは赤瀬川源平の『新解さんの謎』に詳しいが、へえ第四版が一番山田色が強くレアものなんだとは。
それにしても山田と聞けばピンと来て、調べてみたらやっぱり山田孝雄(よしお、と読むらしい)の息子だった。山田孝雄(1873〜1958)はイ・ヨンスクの『「国語」という思想』で知った覚えがある。『「国語」という思想』は名著ですぞ。業績についてはちょっと忘れてしまったけれど、とにかくえらい人なんだよね。国語学者の群像ってのは面白くて、イ・ヨンスクの本はまさに群像劇として読めたので面白かったのでした。いかんな、ちゃんと山田孝雄について調べなければね。
ジャポニカロゴスの解説を務める金田一秀穂金田一京助(1882〜1971)−春彦(1913〜2004)の三代目。
上田万年(1867〜1937)の娘は作家の円地文子(1905〜86)だし。
国語学者の系譜とその家族をまとめた本ってないのかな。

この番組では敬語の章が一番面白かった。正月の時のも敬語のが面白かった。