風とともに去られる

「一條大蔵譚」は結局けっこう残酷な黒い笑いで終わるのであった。雀右衛門がずっしりたっぷり常磐御前やってました。
北海道へ。ターミナルの搭乗口で流れてる「暴れん坊将軍」見てたら、Tさんに似た女性がチケット片手に目の前を通り過ぎる。フレッシュネスバーガーで買いしミックスジュースの酸っぱさもとりあへず、慌てふためき、機内で姿探せばすぐそばの座席なりき。毎日新聞読んでる彼女、スポニチ読むわたし。気づくか気づかれるかの切迫した神経戦なり(一人相撲)。結局折れたのはこっちで、着陸後Tさん、だよねえ、と動揺を気づかれまいとして決死に声をかけたれば、彼女やっぱりそんな気がしていた、といともあっさりなり。
Tさんは数学のよくできるスマートな人で個人的に思い入れのある伝説の人、先般札幌においての風の噂によれば結婚するとの聞こえあり。まことなりしやと問いかけたれば、自然声裏返るなり。あな恥ずかし。聞こえまことなり。昔日と変わらず、風のように去りぬ。
そりゃおめでとうございますとは言いけれどそのございますもて距離作るなり

ほたてのまぜごはんやサラダなどうまいものたくさん。