私の体を通り過ぎていった雑誌たち

前倒し前倒しで仕事を逃げ馬のようにやっていくと、他の仕事が襲ってくるような気がして怖くなってくる。
それはそうと、そんなことで時間がゆったりめなのでNHKマイルカップも自宅で見てしまったりするわけだ。ラインクラフト強かったなあ。青島達也アナ絶叫しすぎだけど。「新たな女傑ゥ!」とか言って。シーキングザパール以来の牝馬勝ち馬なんだなあ。懐かしいねえ。
若槻千夏が「スーパー競馬」の司会やってるけど、この日はほとんど「ハイ」しか言ってなかったぞ。あと配当読みだけ。いいのかそんなんで。もっとはじけろよ。緊張するキャラでもなかろうに。

坪内祐三『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』。
読みながら自分にとっての「私の体を通り過ぎていった雑誌たち」は何かを考える。
一番最初に読んだ雑誌はなんだろう……、確かキティちゃんの英単語講座みたいのが載ってた雑誌なんだけど…「めばえ」とかなのかなあ。
性の「めばえ」を覚えたのはたぶん「週刊ポスト」(「週刊現代」ではなかったはず。週刊誌系でいうと「週刊文春」とか全く読んだことがなかった)、いや書いてきて思い出したが「週刊宝石」かも。赤外線カメラで夜の公園でまぐわうカップルを盗撮した写真に興奮した。あと「処女探し」はずっと「しゅくじょさがし」と読んでいて全く企画の意図を読み違えていた。あと意外なところで「DIME」で自慰の意味を知ったり。
定期購読してたのは「優駿」「まんがタイム」。「ラジオ英語講座」のテキストを無理やり定期購読させられたこともあったなあ。「馬劇場」というラジオたんぱが出してた競馬雑誌は凄かったんだ。実況のテープ起こしが載ってたりするんだぜ。あと「死神と呼ばれた馬」とか変な競走成績を残した馬を紹介する伝記とか興奮して読んだ。
あと優駿で言えば感動したのはエアグルーヴのお母さん、ダイナカールオークスの上位5頭のその後を追ったルポ。上位5頭は本当に僅差でゴールした。その約何センチの差が、引退後の運命を左右している現実に読みながら興奮したのを覚えてる。

「私の体を通り過ぎていった雑誌たち」については語り尽くせない。