あまり意味のない調べもの

昼に渋谷。道玄坂上でカレー。そのあと道玄坂下の純喫茶でお茶。渋谷には意外と「喫茶店」が残っている。センター街にもじつはある。雨はパラパラ霧雨級。
仕事という名の用事があって川崎のほうに小田急線で行く。仕事という名の用事を済ませ、新宿、高田馬場、バスで早稲田。図書館へ行ってバックナンバー書庫に入り、『群像』1989年7月号へまっしぐら。阿部昭の遺作が気になってしょうがなかったのだ。図書館に入ると記憶が蘇ってタイトルを思い出す。「浦島太郎」だ。一度、バックナンバー書庫で読んだんだが、どんな話だか忘れていて気になってしょうがなかったのだ。「浦島太郎」が何年の何月号なのかは阿部昭の文芸文庫の年譜で確かめた。1989(平成元)年だったのに興味が沸く。そんなわけで、わけがわからないんだが『群像』『新潮』の昭和64年1月号(昭和63年12月に発売)と平成元年2月号(昭和64年、平成元年になっていた? 1月発売)の目次を調べてみる。

新潮1989年1月号
「人生の親戚」大江健三郎
チロリアンハット吉村昭
「三重奏」木崎さと子
「ヒズ・ファーザーズ・ヴォイス」高橋源一郎
「光について」司修
「スウィング・スウィング・スウィング」山本道子(知らない)
秋山駿の「人生の検証」の連載が始まってる。永井龍男安岡章太郎丸谷才一
清岡卓行マロニエの花が言った」の連載も始まる。

2月号
「黄金の樹」黒井千次
「外人」尾辻克彦
佐江衆一の「北の夜明け」最終回
饗庭孝男の「〈光〉と〈水〉の夢想」モネからプルーストまで、とのこと。
江川卓が「謎とき『カラマーゾフ』」の第6回。
「『ダンス・ダンス・ダンス』の魅力」吉本隆明
井上靖孔子」第18回目。倉橋由美子「交歓」13回目。

群像1989年1月号
水上勉「才市」(新潮は目次で作家名が上に来るんだね)
新年創作特集には
清岡卓行「パリと大連」後藤明生首塚の上のアドバルーン」、など。
坂上弘とかも。で、偶然か埴谷雄高×黒井千次「世界史の中の『昭和』」。
大岡昇平の評論、芝木好子「群青の湖」第8回、加藤典洋の日本風景論も連載してる。

2月号は分からない人ばかり
山川健一「プーさんの誕生日」
矢代静一「小輩賣賣」
笠原淳「鏡の中」
???という感じだ。

何かが見つかったわけでもないんだが、もったいないので書いておいた。
そのあと会に出席。早稲田馬場新宿新宿3丁目新宿3丁目という流れ。ビール焼酎ロックホッピーホッピーホッピー焼酎水割り焼酎水割りラーメンビール白ワイン白ワイン。
明け方ものすごい勢いで雨が降ってる。