永田町→歌舞伎座 小泉的火曜日

昼、日本橋でT先生と会食。文学賞の歴史を研究する会でも作りたいもんですね、という話で盛り上がる。そのあと永田町界隈をお散歩。でも選挙前だから誰もいないに等しい。自民党の受付のおねいちゃんはかわいいひとばっかりなので何なんだろうと思う。永田町から銀座に出て、4時ごろ歌舞伎座。八月納涼歌舞伎。勘三郎の「法界坊」(串田和美演出)を目当てに。結構並んでる。チケットはもちろんないので一幕見(4階の席)狙いで並ぶ。暑いのでしんどい。冬、早朝に高田馬場ビッグボックスのぴあチケットセンター前でガタガタ震えながら並んでいた時代を思い出す。結局うまいこと座れて、しかも結構ちゃんと見える席だった。「法界坊」は簡単に言うと、生臭坊主が金儲けのために人をだまして殺して、でも自分も死んじゃって、恨みを持つ幽霊として化けて出るんだけど、調伏されるという話。善玉を橋之助福助が男役やってたり、扇雀が相変わらずよかったりする中、びっくりしたのは亀蔵。アクロバティックな動きと表情とで圧倒的に光ってた。これまた、面白い役者を見つけることができた。最後はなんだかよくわかんないけど善玉も悪玉も大げさないでたちで舞台に現れ、見栄を切りに切りまくって、派手派手ーって感じで幕が下りる。この強引さが歌舞伎だなあと一人よろこぶ。「なかむらや」と初めて声をかけてみる。
帰り、有楽町のガード下「まんぷく食堂」で黒ホッピー2杯、焼酎の水割り。