敵対的買収ステークス

tanimurizm2005-03-07


ホワイトナイト
②スコーチドアーズ
③ゴールデンパラシュート
パックマンディフェンス
⑤ゴールデンシェアーズ
⑥シャークリペラント
ポイズンピル
ホリエモン
⑨フジテレビ
オールナイトニッポン

さながら少数頭立てのジャパンカップ、または安田記念みたい。
というのも③④⑤⑩は9文字以上の名前なので外国馬じゃないとつじつまが合わないから。
外国馬招待レースとして捉えるべき。
いやまたは凱旋門賞とかあっちのレースだと思えばいいのか。

①から⑦までは実は「敵対的買収」の防衛策の種類。
①は友好的企業に買収を依頼する方法。ニッポン放送がフジテレビに「おいらを買ってくれよう」と頼み込む手法。
②は買収者がほしい資産を売却してしまう方法。ホリエモンがほしがってるポニーキャニオンとか産経新聞ニッポン放送がどこかへ売っちゃえばいいというやつ。
③は役員を解任した場合に高額の退職金を支払う規定を設けるというもの。でもライブドアにしてはカネは問題になんないか。
④は買収相手に逆買収をかけるという大技。なるほどパックマンね。
⑤は「黄金株」というやつで、友好的な企業に拒否権など特典のついた株を発行して安定株主になってもらうという手法。ゴールデンハンマーは柳生博で、ゴールデンハーフは「わっかい娘がウッフ〜ン」、ゴールデンスキリットは地元にあったフライドチキン屋さん。
⑥は「サメよけ」という意味らしい。合併承認など重要事項の議決要件を厳しくしといて、定款に買収が難しいようにしとく。ホリエモンはサメというよりも家畜系だけど。
⑦は今現在ニッポン放送が検討してる「新株予約権」の発行など、増資によってライブドアの持分を薄めていくというやりかた。

フ〜ン。名前だけ眺めていくと面白い。
ちなみに⑧は本当にJRAに所属している馬。
もちろん馬主はホリエモン

それにしても。
堤義明西武鉄道問題にしても、ホリエモン×フジテレビの話にしても、
結局権力というのは目に見えないものよのうと思ってしまう。
西武の場合は株券や土地が権力になってたし、カネが支配すると言ってもホリエモンも見えないカネで権力を掌握しかかったし。
バルトの「空虚な中心」というかねえ。