キリンの舌

tanimurizm2005-03-24


日記が変なことになってたらしく、Uくんどうもありがとう。直しました。

上野。国立西洋美術館「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展」。17世紀のフランスの画家。この時代の絵は人物画で宗教物が多いから大げさでつっこみ所が満載だ。《ダイヤのエースを持ついかさま師》というのが見もので、まあ歌舞伎みたいに表情が大げさで笑っちゃう。登場人物は四人なんだけどそれぞれ、いかさま師(長谷川初範)、召使(NEWSのボーカルの彼)、貴婦人(かたせ梨乃)、だまされてる人(鈴木砂羽)といったところ。鈴木砂羽は似てる。笑っちゃうほど。でも男らしい。

ちょうどペンギンの散歩があるというので上野動物園にも。始めて行く。パンダ(シュアンシュアン=メキシコ生まれ)がサービス精神発揮して色々動く。たのしい。ペンギンの散歩には大勢の家族連れが一緒についているのでさながら襲名披露のお練りみたいだった。「お練りみたい」と言うと動物園のスタッフが笑ってた。オウサマペンギンが散歩から帰ってくるとマカロニペンギンが出迎えていて面白いなと思った。アシカのえさやりショーや白熊やシュモクドリ(シブい鳥で心に残る、そのくせなかなか名前を覚えられない)を見、コウモリとかサイとかコビトカバと見たが、ものすごいインパクトだったのはキリンの舌で、黒くて細長くてシュルシュルっと出しては隣の檻のキリンのえさを食べてる。キリンはやさしい目をしてるのに、舌は意外と気持ち悪いものでショッキング。今度から意に反して気持ち悪いもののことをキリンの舌と呼ぼう。

新宿滝沢で茶をすすりし後、S飯会。靖国通り沿いにある昭和レトロ酒場とかいうところにみなさまを無理やり連れて行く。ホッピーが飲みたいがために。なんだかみなさんに4月からの不安などを聞いてもらって悪いなあと思う。2軒目では日本酒も。Mくんの持ってきた学術誌のトンデモ論文を肴に大笑。フランフランになって帰宅。