突然上洛記

tanimurizm2005-03-25


上洛。畏友と合流。京阪三条ブックオフに連れてってもらう。石川淳円地文子開高健の105円を。レジで衝撃的なことがあり二人興奮。キャーキャー心で言いながら物色。レジの中までいつのまにか進出していてレジのおねいさんになんなんだこいつらという目で見られる。だってしょうがないじゃない、いろいろあんだもん。
玉置眞吉『モダン社交ダンス』(四六書院 昭和6年)
現代日本文学全集61「新興芸術派文学集」(改造社 昭和6年)
二冊とも105円! ブックオフおそるべし。

三月書房の近くのそば屋でひるごはん。ブログ運営について語る。一番聞きたかった「なぜ綾瀬はるかを認めないのか」問題についてはこっちが怖気づき突っ込んだ議論が出来なかった。そのかわり平井理央問題について少し語る。ええと最初の写真集は…と困っているとすかさず「うぶごえ」とこたえてもらえることの幸福。
店を出ると雪もぱらつく。三月書房には永井陽子全歌集もあった。
京阪三条までの道すがら、友人があんまりホリエモンを擁護するのでオヤと思う。喫茶店では文藝も売れてなんぼ的な発言があり、資本主義者になってる。でもそんな友人のブックオフの袋の中にはトロツキイ。

夕方、東山。お経を聴いたり、若いお坊さんとお話したり。夕方のお勤めで聴いたのは猛スピードのお経。一応きちんとすべての文句を言っているのだけど、速度が通常の10倍速くらい。これは一体何ですかと聞くと、もとは信長にいつ攻められても大丈夫なように(浄土真宗のお寺なのでした)編み出された「ぜぜ」という手法らしい。ほかにも「お東紛争」についてなど聞くことができおもしろかった。

夜は祇園で友人Hと。およそ1年半ぶりくらい。関西で「虎ノ門」が見られないことの残念さをとうとうと語ってもらう。旦那衆が赤提灯のほっこりともった祇園を歩くのはさまになるけど、それにしたって今の若旦那ってのはあんまり風情がないなあなんて思いながら帰路につく。

宿でテレビをつけると井上章一が教育テレビの「視点論点」に出てる。「名古屋とシャチについて」。初めて井上氏の声を聞いた気がする。「戦車にもシャチがついてはるんですよ」とはんなりと語っていらはった。
サッカーはイランに負けた。途中で寝たらしく、おきたら負けてたのだった。