in her SHOES

これいい映画。うまい話のもってきかたしますわな。「L.A.コンフィデンシャル」の監督のやつだというので期待してはいたが、納得。監督はカーティス・ハンソン。脚本はスザンナ・クラント。小説が原作らしい。和解の物語といってしまうと野暮だけど、静かに染み入った。今宵は胸に染み入った。レイトショーに行ってよかった。チラシに「女性たちへ贈るこの秋一番の感動作」とあるんだが、これはやめたほうがいい。男性にもきちんと贈っていただきたい。
キャメロン・ディアスの胸の大きさにも感動。冒頭からそれだから。これやっぱり男性にきちっと送り届けたほうがいい作品じゃないか。いやキャメロンの胸の大きさは今に始まったことではないんだが、コケティッシュというんだか、はじめて向こうの女優に魅力を感じたしだい。すごいものだと思った、あのセックスアピールは。
そして、シャーリー・マクレーン。あんまり知らないんだけど、かっこよかった。老優には日本でも外国でも惹かれますなあ。キャメロンのスラリとした立ち姿と背格好の低い老婆の対比が微笑ましくも美しくもあり。

映画見る前に入った豊島園のすぐ横にある焼き鳥やが大当たり。ハムカツの揚げたてに万歳。「有頂天ホテル」のチラシがもう出てた。楽しみ。「博士の愛した数式」のチラシを見たが、博士役の寺尾聰、清潔すぎる。岡潔とか森毅みたいな、もっと浮世離れした感じじゃないと泣けない気が。