今朝の新聞あたりから

今日の新聞の朝日読売東京に「清家篤」とかいう労働経済学の慶応教授が出てた。全部それなりのスペース割いてしゃべってる。今年売り出そうとしてるのかね。わからん。
それはそうと、松尾スズキ効果か、朝日は写真入で候補作発表のニュースやってるし(5日夕刊)、毎日なんか6日朝刊3面でおおきくやってる。「老舗したたか」という見出しで。そうですよ。したたかですよ。したたかに優良資産使わないと潰れますよ。そんな文藝春秋直木賞に3頭出しで本気度を匂わせる。これで荻原浩『あの日にドライブ』とかとっちゃって、光文社売上げのびーるなんてことなったら、それはそれで文春の悲劇。
読売新聞はドナルド・キーンの大型連載を始めるそうな。「私の20世紀とクロニクル」とかなんとか、実直なタイトルなのであるが、注目は挿絵で、山口晃である。さすが小新聞を出自とする読売。というか、先を越された感にひしがれているんだが。山口晃は絵巻のパロディーみたいのを描く人で、俯瞰的なグラフィックの人。なるほど、クロニクルものにはうってつけであるわな。「東大紛争之図」とか描かせたら面白いものができそうな感じ。(東大出版会「UP」に連載持ってたりする)
小島なおの歌集が角川から出て、山口晃の絵巻とかエッセイとかが読売の辺りから出て、本谷有希子講談社あたりがかこってという構図になってくるのだろうか2006。はああ。