親密すぎるうちあけ話を微妙な関係者にされたら、きっと

昨日の朝日新聞夕刊に乗せられてまんまと日比谷シャンテシネにいく私。パトリス・ルコント監督「親密すぎるうちあけ話」。なんか見たことある俳優が出ているので気になったのと、どうもとぼけたフランス映画っぽくて、好みに合いそうだったので。で、その俳優はファブリス・ルキーニ。HPで確認したら、やっぱり。セドリック・クラピシュ監督「百貨店大百科」で店長やってたあの人だ。ところが、作品はどうもシリアスな始まり。まあ、観ていくうちにシリアス(っぽい)ことが分かってきて笑えてくるのだが。交わらないがひりひりするほど接触している、という関係は医者と患者、打ち明ける側と聞き手。口と耳。ルキーニはずっとまなこ開いてサンドリーヌ・ボヌール演じる女性に興奮してしまうのだが、このボヌール演じるアンナがまたこれ、彼に合う度ごとに美しく、魅力的になっていくからすごい。どうもどきどきしてしまいまして。